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ジムニーのタイヤサイズ限界はどこまで?無加工・軽加工・加工前提を解説【2026年】

「ジムニーのタイヤは、どこまで大きくできる?」「185/85R16なら無加工?」「205/80R16や6.50R16は車検に通る?」と迷っていませんか。

結論から言うと、ジムニーのタイヤサイズに「ここまでなら全車で絶対に大丈夫」という1つの限界値はありません。

タイヤの実際の外径や総幅、ホイールのリム幅・インセット、車両の型式、足まわりの状態、ハンドル操作時やサスペンションが動いたときのクリアランスなどによって結果が変わるためです。

また、現行モデルでも純正タイヤサイズは異なります。

車種型式純正タイヤサイズ
ジムニーJB64W175/80R16 91S
ジムニーシエラJB74W195/80R15 96S

そのため、ネット上の「○○サイズまでは無加工」「このサイズなら車検OK」という情報を、別の型式・タイヤ銘柄・ホイールにもそのまま当てはめるのは避けたほうがよいでしょう。

この記事では、タイヤサイズ選びを分かりやすくするために「無加工」「軽加工」「加工前提」の3段階に整理します。

これはメーカーや検査機関が定めた正式な区分ではなく、カスタムの程度を比較するためのこの記事独自の整理です。

さらに、タイヤを大きくするときは「物理的に装着できるか」だけではなく、タイヤ・ホイールの突出、走行時の干渉、負荷能力、速度計への影響なども確認する必要があります。

この記事ではJB64ジムニーを中心に、タイヤサイズを大きくするときの考え方を整理し、代表的なサイズについて確認すべきポイントを解説します。JB74ジムニーシエラやJC74ジムニーノマドなど、型式が異なる車両については、純正タイヤサイズや車両条件が異なるため、そのまま同じ基準を当てはめず個別に判断します。

この記事でわかること

  • ジムニーの「タイヤサイズ限界」をどう考えるか
  • 無加工・軽加工・加工前提の違い
  • JB64とJB74で純正タイヤサイズが異なること
  • サイズアップ時に干渉を確認するポイント
  • 車検・はみ出し・速度計で注意すること
  • 185/85R16など代表的なサイズを選ぶときの考え方

本記事のサイズ分類は装着や車検適合を保証するものではありません。

同じサイズ表記でもタイヤ銘柄やホイール、車両状態によって結果が変わるため、最終的には実車で確認してください。

まず結論|「無加工・軽加工・加工前提」はサイズだけでは決まらない

ジムニーのタイヤサイズ限界を考えるとき、「このサイズまでは無加工」「ここからは加工が必要」と数字だけで分けたくなります。

しかし実際には、同じタイヤサイズでもタイヤ銘柄、ホイール、車両状態によって結果が変わるため、サイズだけで3段階を固定することはできません。

この記事では、カスタムの程度を整理するために「無加工」「軽加工」「加工前提」という言葉を使います。

区分この記事での考え方
無加工ボディや足まわりを変更せず、干渉・突出・負荷能力・速度計などを確認したうえで使用できる状態
軽加工クリアランス確保などのため、一部部品の調整・変更が必要になる状態
加工前提足まわりやボディ周辺など、より大きな変更を前提として検討する状態

この3区分はメーカーや検査機関が定めた正式な分類ではありません。

また、「軽加工なら安全」「無加工なら車検OK」という意味でもありません。最終的には実際の装着状態で確認する必要があります。

JB64の代表的な候補サイズを純正と比較

まず、JB64の純正175/80R16を基準に、検索されることの多いタイヤサイズの大きさを比較してみましょう。

タイヤサイズ計算上の外径純正との差外径差
175/80R16約686mm基準
215/70R16約707mm約+21mm約+3.1%
185/85R16約721mm約+35mm約+5.0%
205/80R16約734mm約+48mm約+7.0%
225/75R16約744mm約+58mm約+8.4%

上の外径は、タイヤサイズ表記から計算した理論値です。

実際の外径・総幅はメーカーやタイヤ銘柄によって異なります。

また、外径が小さいサイズだから必ず無加工で装着できる、大きいサイズだから必ず加工が必要という意味ではありません。

185/85R16はJB64で特に検討されやすいサイズ

185/85R16は、純正175/80R16より計算上の外径が約35mm大きくなるサイズです。

ノーマル車高で検討する人も多いサイズですが、タイヤ銘柄やホイールのリム幅・インセット、ハンドル操作時やサスペンション作動時のクリアランスによって干渉の有無は変わります。

185/85R16を具体的に検討している場合は、こちらの記事で詳しく整理しています。

ジムニーJB64はノーマル車高で185/85R16を履ける?干渉・車検の注意点

205/80R16などは外径だけでなく幅にも注意

205/80R16は、純正より外径だけでなくタイヤ幅も大きくなります。

そのため、確認するのはタイヤハウス上方向のすき間だけではありません。

ハンドルを切ったときの内側のクリアランスや、ホイールとの組み合わせによる車体外側への突出なども確認する必要があります。

「185より少し大きいだけ」と考えず、実際に使用するタイヤとホイールの組み合わせで判断してください。

195R16Cや6.50R16はサイズ名だけで外径を決めない

195R16Cや6.50R16のような表記のタイヤも、ジムニーのカスタムで検討されることがあります。

ただし、これらは185/85R16のようにサイズ表記だけから単純計算して、すべての製品を同じ外径として扱うのは適切ではありません。

必ずタイヤメーカーが公開している製品ごとの外径・総幅・適用リム幅・負荷能力を確認してください。

「無加工で履けるか」を判断する5つのポイント

候補サイズが決まったら、サイズ名ではなく次の5項目を確認します。

1.タイヤの実際の外径と総幅

同じサイズ表記でも銘柄によって実寸は異なります。

特にオフロード向けの大きなブロックを持つタイヤでは、ショルダー部分を含めた形状にも違いがあります。

2.ホイールのリム幅とインセット

ホイールが変わると、タイヤが車体の内側・外側のどちらに位置するかも変わります。

外側へ出しすぎれば突出の問題が出やすくなり、内側へ寄りすぎれば足まわりなどとのクリアランスが小さくなる可能性があります。

3.ハンドルを切ったときのクリアランス

直進状態で当たっていなくても、ハンドルを左右へ切るとタイヤの位置は変わります。

そのため、停車状態で装着できたことだけを理由に「無加工で問題ない」と判断することはできません。

4.サスペンションが動いたときのクリアランス

実際の走行では、段差や路面の凹凸によってサスペンションが上下します。

平坦な場所では十分なすき間があっても、サスペンションが縮んだ状態でタイヤと車体が近づく場合があります。

5.車検・負荷能力・速度計

物理的に干渉しないことだけでなく、タイヤ・ホイールの突出、タイヤの負荷能力、速度計への影響なども確認する必要があります。

「タイヤが付いたか」ではなく、「実際の走行状態でも安全に使用でき、必要な基準を満たせるか」まで確認して初めて判断できます。

タイヤサイズの限界を決める順番

サイズアップを検討するときは、次の順番で確認すると整理しやすくなります。

  1. 自分の車両型式と純正タイヤサイズを確認する
  2. 候補タイヤのメーカー公表寸法を確認する
  3. ホイールのリム幅・インセットとの適合を確認する
  4. ハンドル操作時・サスペンション作動時の干渉を確認する
  5. タイヤ・ホイールの突出を確認する
  6. 負荷能力と適正空気圧を確認する
  7. 外径変更による速度計への影響を確認する

この確認をした結果、車体側の変更をしなくても問題がなければ「無加工」、何らかの調整や変更が必要なら「軽加工」、さらに大きな変更が必要なら「加工前提」と考えるのが分かりやすいでしょう。

つまり、「タイヤサイズから加工レベルを決める」のではなく、「実際に必要になる対策から加工レベルを判断する」という順番です。

タイヤサイズアップで車検前に確認したいポイント

ジムニーのタイヤを大きくした場合、「このサイズなら車検OK」とタイヤサイズだけで判断することはできません。

実際には、タイヤ・ホイールを装着した状態で、車体からの突出、タイヤの負荷能力、速度計の精度、損傷や摩耗などを確認する必要があります。

「物理的に履けること」と「車検に適合すること」は別です。

タイヤサイズだけではなく、実車の装着状態で判断しましょう。

タイヤ・ホイールのはみ出しを確認する

車輪まわりについては、自動車を直進状態にしたとき、車軸中心から前方30度・後方50度の範囲にあるタイヤやホイールなどの回転部分が、基本的にフェンダー等より外側へ突出しないことが求められます。

ここで注意したいのが、よく見かける「タイヤなら10mmまで出ても大丈夫」という説明です。

現在の基準には10mm未満に関する規定がありますが、これは乗用車のタイヤについて、サイドウォールの文字・記号や保護帯・リブなど一定の突出部分を対象としたものです。

タイヤのトレッド部分やホイールそのものを一律に10mmまで外へ出してよい、という意味ではありません。

「10mm以内だから大丈夫」と自己判断しないでください。

ホイールのインセットやリム幅を変更すると、タイヤだけでなくホイール自体が外側へ出る場合があります。タイヤとホイールをセットで確認することが重要です。

外へ出せば干渉を解決できるとは限らない

タイヤが車体の内側へ干渉する場合、ホイールの位置を外側へ変更したくなることがあります。

しかし、内側のクリアランスが増えても、今度は車体からの突出が問題になる可能性があります。

反対にタイヤを内側へ寄せすぎると、足まわりや車体とのクリアランスが小さくなることがあります。

そのため、インセットは「干渉しなければよい」「フェンダー内ならよい」という一方向だけで考えず、内側と外側の両方を確認します。

タイヤの負荷能力を確認する

タイヤには、車両から受ける荷重を支えられるだけの負荷能力が必要です。

車検の審査でも、タイヤに加わる荷重がそのタイヤの負荷能力以下であることが求められています。

サイズアップする場合は、外径や見た目だけではなく、ロードインデックスやタイヤ規格を確認してください。

特にLTタイヤやC規格など、純正タイヤとは規格が異なる製品を使う場合は、必要な負荷能力と適正空気圧をタイヤメーカーや販売店へ確認しましょう。

溝・損傷・空気圧も車検の確認項目

サイズアップしたタイヤであっても、通常のタイヤと同じように状態が確認されます。

タイヤの滑り止めの溝は規定以上の深さが必要で、著しい亀裂やコード層の露出などがないこと、空気圧が適正であることも求められます。

つまり、「サイズが適合しているから車検は大丈夫」というわけではなく、タイヤそのものが安全に使用できる状態であることも必要です。

大径タイヤでは速度計への影響も確認する

純正より外径の大きなタイヤへ変更すると、1回転で進む距離が増えるため、速度計の表示と実際の速度の関係が変わります。

例えばJB64の場合、サイズ表記から計算すると純正175/80R16の外径は約686mmです。

タイヤサイズ計算上の外径純正比
175/80R16約686mm基準
185/85R16約721mm約+5.0%
205/80R16約734mm約+7.0%
225/75R16約744mm約+8.4%

これはサイズ表記から計算した理論値で、実際の外径はタイヤ銘柄や摩耗状態などによって異なります。

車検ではメーター40km/h表示時の実速度を測定する

現在の検査では、速度計が40km/hを示したときに速度計試験機で実際の速度を確認します。

通常の自動車では、計測された速度が31.0km/h以上42.5km/h以下の範囲であることが基準のひとつです。

大径タイヤへ変更すると、同じ車輪回転数でも実際に進む距離が増えるため、速度計との関係が変化します。

「外径○%アップまでなら絶対に車検OK」という単純な基準ではありません。

車両にもともとある速度計の表示特性と、実際に装着したタイヤ外径の両方が関係します。

外径を大きく変更する場合は、購入前または装着後に専門店などで速度計への影響を確認しておくと安心です。

干渉は停車状態だけで判断しない

車検だけでなく、安全に使用するためにもタイヤと車体の干渉確認は重要です。

平坦な場所で直進状態なら当たっていなくても、実際の走行ではタイヤの位置が変化します。

特に確認したいのは、ハンドルを左右へ大きく切った状態や、段差などでサスペンションが縮んだ状態です。

タイヤサイズが大きくなるほど、タイヤハウス内のクリアランスは小さくなる方向になります。

異音や擦れた跡がある場合は、「少しだから大丈夫」と使用を続けず、タイヤ・ホイールの組み合わせや車体側の状態を確認してください。

タイヤサイズアップで確認する順番は「干渉しない → 突出しない → 負荷能力を満たす → 速度計を確認する」と考えると整理しやすくなります。

特に大径化するほど複数の条件が重なりやすくなるため、サイズ表だけで限界を決めず、実際の車両で確認することが大切です。

代表的なタイヤサイズのよくある質問

ここでは、ジムニーのタイヤサイズ変更で検索されることが多い185/85R16・205/80R16・195R16C・6.50R16について整理します。

いずれも、サイズ名だけで「無加工」「車検OK」と判断することはできません。

JB64に185/85R16はノーマル車高で履ける?

JB64の純正175/80R16に対して、185/85R16はサイズ表記から計算すると外径が約35mm、約5%大きくなります。

ノーマル車高で検討されることもあるサイズですが、すべてのタイヤ・ホイールの組み合わせで干渉しないとは言えません。

確認したいのは、次のポイントです。

  • 使用するタイヤの実際の外径・総幅
  • ホイールのリム幅・インセット
  • ハンドルを切ったときのクリアランス
  • サスペンションが縮んだときの干渉
  • タイヤ・ホイールの突出
  • 負荷能力と適正空気圧
  • 速度計への影響

JB64のノーマル車高で185/85R16を検討している場合は、こちらの記事で詳しく解説しています。

ジムニーJB64はノーマル車高で185/85R16を履ける?干渉・車検の注意点

205/80R16は185/85R16より加工が必要?

JB64の純正175/80R16と比較すると、205/80R16は計算上の外径が約734mmとなり、約48mm、約7%大きくなります。

さらにタイヤ幅も広くなるため、185/85R16よりクリアランスを確認する項目は増える方向です。

ただし、「205/80R16だから必ず加工が必要」とは言えません。

実際の外径や総幅、ホイールの位置、車両状態などによって結果が変わります。

特に、内側の干渉を避けるためにタイヤを外側へ出すと、今度はタイヤ・ホイールの突出を確認する必要があります。

「当たるなら外へ出せばよい」と単純には考えないでください。

内側のクリアランスと、車体外側への突出を両方確認する必要があります。

195R16Cは外径をどう確認する?

195R16Cは、185/85R16のように偏平率がサイズ表記に入っていません。

そのため、サイズ名だけから外径を決めつけず、購入するタイヤメーカーの寸法表を確認することが重要です。

例えば、あるメーカーの195R16Cでは外径約733mm・総幅約201mmと公表されていますが、これはその製品の数値であり、すべての195R16Cが同じ寸法という意味ではありません。

C規格などのタイヤでは、純正の乗用車用タイヤと負荷能力や空気圧の考え方が異なる場合もあります。

購入するときは、次の項目をセットで確認してください。

  • メーカー公表の外径
  • 総幅
  • 標準リム幅・適用リム幅
  • ロードインデックスまたは負荷能力
  • タイヤ規格
  • 車両に合わせた適正空気圧

6.50R16の外径は何mm?

6.50R16も、サイズ名だけから「外径は必ず○mm」と決めるのは避けたほうがよいサイズです。

実際にタイヤメーカーが公表している6.50R16を見ると、製品によって外径が異なります。

例えば、現在販売されている4×4向け製品の一例では、6.50R16 LTの外径が約767mmとされています。

一方、別用途の6.50R16では異なる外径が公表されている製品もあります。

つまり「6.50R16」という表記だけでは、実際にどのくらい大きいタイヤなのかを確定できません。

必ず購入予定の製品そのものの外径・総幅・リム幅・負荷能力を確認してください。

また、4×4向け6.50R16でも、メーカーが車両によって加工が必要になる場合があると案内している製品があります。

「ジムニー用として見かけるサイズだから無加工で履ける」と判断するのは避けましょう。

タイヤサイズが大きいほどオフロード性能も高くなる?

タイヤ外径を大きくすると最低地上高が増える方向にはなりますが、サイズアップしただけでオフロード性能が必ず向上するわけではありません。

実際の走りには、タイヤのトレッドパターン、構造、重量、空気圧、路面状態、サスペンションなども関係します。

大径化によってタイヤが重くなれば、加速感や制動時の感覚などが変わる可能性もあります。

見た目や外径だけでなく、自分が街乗り中心なのか、林道や未舗装路も走るのかを考えてタイヤを選びましょう。

結局どのサイズが「限界」?

ジムニーのタイヤサイズ限界を、サイズ名ひとつで決めることはできません。

同じサイズでも、タイヤ銘柄とホイールが変われば干渉や突出の状態が変わるためです。

サイズを大きくするほど確認項目が増えると考え、次の順番で判断してください。

  1. タイヤメーカー公表の実寸を確認する
  2. ホイールとの適合を確認する
  3. 車体とのクリアランスを確認する
  4. タイヤ・ホイールの突出を確認する
  5. 負荷能力と適正空気圧を確認する
  6. 速度計への影響を確認する

「○○サイズまで」という数字ではなく、この条件をすべて満たせる範囲が、その車両・タイヤ・ホイールの組み合わせにおける現実的な限界と考えると分かりやすいでしょう。

タイヤサイズだけでなくホイール条件も重要

ジムニーのタイヤサイズアップでは、タイヤの外径や幅だけでなく、組み合わせるホイールも重要です。

同じタイヤを使っていても、ホイールのリム幅やインセットが変われば、タイヤの位置や形状も変化します。

その結果、車体内側への干渉や、フェンダー外側への突出のしやすさが変わります。

装着例を見るときは「タイヤサイズ」だけでなく、「タイヤ銘柄・リム幅・インセット」まで確認することが大切です。

リム幅はタイヤメーカーの適用範囲を確認する

タイヤメーカーのサイズ表には、製品ごとに標準リム幅や適用リム幅が示されている場合があります。

同じタイヤサイズでも、どのリム幅でも自由に組み合わせてよいわけではありません。

購入するタイヤについてメーカー公表の適用リム幅を確認し、その範囲に入るホイールを選びましょう。

適用範囲が分からない場合は、タイヤ販売店やメーカーへ確認してください。

インセットが変わるとタイヤの位置も変わる

インセットは、ホイールを車両へ装着したときの位置に関係する数値です。

ホイールの条件を変えることでタイヤが車体の外側または内側へ移動するため、クリアランスにも影響します。

外側へ移動すれば車体内側とのすき間を確保できる場合がありますが、今度はタイヤやホイールの突出を確認する必要があります。

反対に内側へ寄せれば、フェンダー内には収まりやすくても、足まわりなどとのクリアランスが小さくなる可能性があります。

「内側で当たるから外へ出す」「外へ出ているから内側へ寄せる」と一方向だけで判断しないでください。

内側と外側の両方を確認する必要があります。

同じタイヤサイズの装着例でも結果が違う理由

ネット上で「このサイズを無加工で履いている」という装着例を見つけても、自分の車両で同じ結果になるとは限りません。

違いが出る主な要因には次のようなものがあります。

  • タイヤメーカー・銘柄
  • 実際の外径・総幅
  • トレッドやショルダーの形状
  • ホイールのリム幅
  • ホイールのインセット
  • 足まわりの状態
  • 車両の個体差
  • 積載状態
  • 走行する路面

装着例は参考になりますが、タイヤサイズ名だけを見て判断しないことが重要です。

「軽加工」「加工前提」は何を意味する?

この記事ではサイズアップを考えやすくするために、「無加工」「軽加工」「加工前提」という言葉を使っています。

ただし、これは具体的な作業内容を決めるための分類ではありません。

実際にどの部分へ対策が必要かは、装着するタイヤ・ホイールと車両を確認してから判断します。

まずは加工せずに適合する組み合わせを探す

ノーマル車高や純正に近い状態で使用したい場合は、最初から車体を加工することを前提にせず、干渉しにくいタイヤ・ホイールの組み合わせを探すのが基本です。

候補タイヤの実寸、適用リム幅、ホイール条件などを確認し、それでもクリアランスに問題がある場合に、次の対応を検討します。

干渉がある場合は原因を先に確認する

装着後にタイヤが擦れる場合は、どの条件で、どこへ接触しているかを確認する必要があります。

例えば、次のような違いがあります。

  • 直進状態でも接触している
  • ハンドルを大きく切ったときだけ接触する
  • 段差などでサスペンションが縮んだときに接触する
  • 車体内側へ接触している
  • フェンダー側へ突出している

原因によって必要な対策は変わります。

擦れている部分を自己判断で削ったり、部品を移動したりする前に、タイヤ・ホイールの組み合わせ自体を見直してください。

走行装置や車体の変更は安全性や保安基準にも関係するため、必要な場合はジムニーを扱う専門店や整備工場へ相談しましょう。

大きな加工が必要なら用途をもう一度考える

タイヤをさらに大径化すると、タイヤハウス内のクリアランス確保だけでなく、足まわりや周辺部品など複数の変更が必要になる場合があります。

その段階では、「大きなタイヤを履きたい」という見た目だけでなく、街乗り、高速道路、林道、競技など、自分の使用目的を改めて考えることが重要です。

大径タイヤは、製品によって重量も増えるため、加速感や制動時の感覚、燃費などが変化する可能性もあります。

サイズアップのメリットだけでなく、車両全体への影響まで含めて専門店へ相談するとよいでしょう。

ジムニーのタイヤサイズ限界を判断するチェックリスト

最終的に候補サイズを選ぶときは、次の順番で確認してください。

  1. 自分の車両型式と純正タイヤサイズを確認する
  2. 候補タイヤのメーカー公表寸法を確認する
  3. 標準リム幅・適用リム幅を確認する
  4. ホイールのインセットを含めた装着位置を確認する
  5. 直進・旋回時のクリアランスを確認する
  6. サスペンション作動時の干渉を確認する
  7. タイヤ・ホイールの突出を確認する
  8. ロードインデックスなど負荷能力を確認する
  9. 使用するタイヤに合った空気圧を確認する
  10. 外径変更による速度計への影響を確認する

この条件を満たせる範囲が、その車両・タイヤ・ホイールの組み合わせにおける現実的な「タイヤサイズ限界」です。

数字だけで「185なら無加工」「205なら加工」と決めるのではなく、実際の組み合わせで判断することが、失敗を避ける一番のポイントです。

型式が違うジムニーは同じタイヤサイズ基準を当てはめない

この記事は、JB64ジムニーを中心にタイヤサイズ限界の考え方を整理しています。

ジムニーは型式によって純正タイヤサイズや車体条件が異なるため、別型式の装着例をそのまま当てはめないことが大切です。

車種型式純正タイヤサイズ
ジムニーJB64W175/80R16 91S
ジムニーシエラJB74W195/80R15 96S
ジムニーノマドJC74W195/80R15 96S

JB74シエラやJC74ノマドは純正タイヤサイズがJB64とは異なります。

また、同じ195/80R15を採用していても、シエラとノマドは同じ車両ではありません。

純正タイヤサイズが同じだから、同じ大径タイヤ・ホイールが同条件で使用できるとは判断しないでください。

JB23やJA11など歴代ジムニーについても、車体や足まわりの条件が異なります。

「別型式で履けたから自分のジムニーでも履ける」という判断は避けましょう。

必ず自分の型式、タイヤ銘柄、ホイール、車両状態を基準に確認してください。

まとめ|ジムニーのタイヤサイズ限界は数字だけでは決められない

ジムニーのタイヤサイズ限界には、「ここまでなら全車で無加工」という一つの数字があるわけではありません。

この記事では分かりやすくするために「無加工・軽加工・加工前提」の3段階に整理しましたが、これはメーカーや検査機関が定めた正式な区分ではありません。

実際の限界は、タイヤ・ホイール・車両の組み合わせによって決まります。

  • まず自分の型式と純正タイヤサイズを確認する
  • 候補タイヤのメーカー公表寸法を確認する
  • タイヤサイズだけで無加工・加工必要と決めつけない
  • ホイールのリム幅・インセットもセットで確認する
  • 直進時だけでなくハンドル操作時の干渉も確認する
  • サスペンションが動いた状態のクリアランスも確認する
  • タイヤ・ホイールの突出を確認する
  • ロードインデックスなど負荷能力を確認する
  • タイヤ規格に合った適正空気圧を確認する
  • 大径化による速度計への影響を確認する

JB64で185/85R16を検討する場合でも、サイズ表記だけを見て「必ず無加工で履ける」とは判断できません。

同じ考え方は205/80R16や195R16C、6.50R16など、さらに大きなサイズを検討するときにも当てはまります。

タイヤサイズの「限界」とは、一番大きな数字ではなく、安全に使用できる条件をすべて満たせる範囲と考えるのが基本です。

迷ったときは、「何インチ・何mmまで履けるか」だけで探すのではなく、自分の車両型式・希望するタイヤ銘柄・ホイールサイズ・使用目的をまとめて、タイヤ専門店やジムニーを扱う専門店へ確認すると判断しやすくなります。

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