「ジムニーにACCはいつ搭載されるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ジムニーには2025年11月4日発売の一部仕様変更モデルからACC(アダプティブクルーズコントロール)が採用されています。
以前のジムニーにはACCがなく、長距離や高速道路を走る人にとって待望の装備でした。この記事も当初は「いつ搭載されるのか」を予想する内容でしたが、現在はすでに正式採用されています。
ただし、4AT車と5MT車ではACCの機能が同じではありません。4AT車には停止まで先行車へ追従する全車速追従機能付きACCが採用され、5MT車では約30km/h以上で追従走行が可能です。
さらに2025年11月の改良では、ACCだけでなく「デュアルセンサーブレーキサポートII」や車線逸脱抑制機能など、安全装備も大きく充実しました。
この記事では、ジムニーにACCが搭載された時期、MT車とAT車の違い、2025年の一部仕様変更で追加された安全装備について、2026年現在の情報をもとに分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- ジムニーにACCが搭載された時期
- 4AT車と5MT車のACCの違い
- 2025年11月の一部仕様変更で変わった安全装備
- 旧型ジムニーと現行モデルの違い
ジムニーにACCはいつ搭載された?
ジムニーへのACC搭載を待っていた方にとって、大きな変更が行われたのが2025年11月4日発売の一部仕様変更モデルです。
このモデルから、軽自動車のジムニーと普通車のジムニーシエラにACC(アダプティブクルーズコントロール)が採用されました。
つまり、2026年現在は「ジムニーにACCが搭載されるのはいつ?」という段階ではなく、すでにACC搭載モデルを選べる状態になっています。
2025年11月4日発売モデルから採用
スズキは2025年10月15日、ジムニーとジムニーシエラの一部仕様変更を発表し、同年11月4日から発売しました。
この変更ではACCだけでなく、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や車線逸脱抑制機能なども採用され、安全装備が大きく充実しています。
それ以前のモデルにはACCが搭載されていなかったため、中古車を探している場合は「ジムニーならどれでもACC付き」というわけではありません。
ACCを重視して中古車を選ぶなら、年式だけで判断せず、2025年11月以降の一部仕様変更モデルかどうかを確認することが大切です。
4ATは全車速追従機能付き
4AT車には、全車速追従機能付きACCが採用されています。
高速道路や自動車専用道路などで、設定した車間距離を保ちながら先行車に合わせて加速・減速を支援し、先行車が停止した場合は自車も停止するまで追従します。
特に高速道路を使った長距離移動や、速度変化の多い道路では、アクセルやブレーキ操作の負担を軽減してくれる装備です。
ただし、ACCは自動運転機能ではありません。道路状況や天候などによって正常に作動しない場合もあるため、運転者自身が周囲を確認しながら使用する必要があります。
5MTにもACCが搭載された
今回の改良で注目したいのが、5MT車にもACCが採用されたことです。
ただし、4AT車と機能は同じではありません。
5MT車では、約30km/h以上で走行しているときに先行車への追従走行が可能です。マニュアル車では運転者自身がクラッチ操作や変速を行う必要があるため、停止まで自動で追従する全車速タイプではありません。
| 比較項目 | 4AT | 5MT |
|---|---|---|
| ACC | 搭載 | 搭載 |
| 追従できる速度域 | 全車速 | 約30km/h以上 |
| 停止までの追従 | 対応 | 非対応 |
| クラッチ・変速操作 | 不要 | 運転者が操作 |
2026年現在のポイントは「ACCが付いているか」だけではなく、4ATと5MTでACCの機能が異なることです。
旧型ジムニーにはACCがない
2025年11月の一部仕様変更より前に販売されたJB64型ジムニーには、基本的にACCは搭載されていません。
そのため、中古車サイトなどでJB64を探す場合は、同じ現行型に見えても安全装備に違いがあります。
価格だけを比較すると旧モデルが魅力的に見える場合もありますが、高速道路を頻繁に利用する人やACCを重視する人は、2025年11月以降のモデルも候補に入れて比較するとよいでしょう。
反対に、ACCをほとんど使わないのであれば、旧モデルだからという理由だけで候補から外す必要はありません。車両状態や走行距離、価格なども含めて判断することが大切です。
2025年11月の主な変更点
ACCの採用だけでなく、2025年11月4日発売のジムニーでは安全装備や快適装備も大きく見直されました。
2024年4月の一部仕様変更では、法規対応としてリヤパーキングセンサーなどが追加されました。その後、2025年11月の改良で運転支援機能がさらに充実した形です。
デュアルセンサーブレーキサポートIIを採用
衝突被害軽減ブレーキは、従来から進化した「デュアルセンサーブレーキサポートII」へ変更されました。
車両だけでなく、歩行者や自転車なども検知し、衝突のおそれがある場合に警報やブレーキ制御で事故回避や被害軽減を支援します。
また、交差点で右左折するときや、出合い頭の衝突にも対応するなど、検知できる場面が広がっています。
もちろん、衝突被害軽減ブレーキが付いていれば事故を必ず防げるわけではありません。天候や道路状況などによって作動しない場合もあるため、運転者自身による安全確認が基本です。
車線逸脱抑制機能を標準装備
2025年11月モデルでは、車線逸脱抑制機能も標準装備されました。
車線から外れそうになったときに、ステアリング操作を支援して車線内へ戻すようサポートする機能です。
従来の警報だけでなく、ステアリング操作にも働きかけるため、高速道路などを長時間走る場面で運転を支援してくれます。
ただし、こちらも自動的に車線を走り続ける機能ではありません。ハンドル操作は運転者自身が行う必要があります。
4ATは後方の安全機能も充実
4AT車には、ACCの全車速追従機能に加えて、後方誤発進抑制機能なども採用されています。
アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を抑えるための機能で、駐車場などでの事故防止を支援します。
なお、一部の機能は4AT車のみの装備です。5MT車にもACCや先進安全装備は採用されていますが、ATとMTですべての機能が同じというわけではありません。
ACCや誤発進抑制機能などを重視する場合は、「ジムニーに付いているか」だけでなく、5MTか4ATかまで確認してください。
スズキコネクトにも対応
2025年11月モデルでは、メーカーオプションのバックアイカメラ付ディスプレイオーディオとスズキコネクト対応通信機を装着することで、スズキコネクトにも対応しました。
スズキコネクトでは、スマートフォンとの連携や緊急時のサポートなど、通信を利用したサービスを利用できます。
ジムニーは昔ながらのシンプルな4WDというイメージが強い車ですが、安全装備や通信機能についても少しずつ現代的な内容へ進化しています。
2024年モデルとの違い
| 主な項目 | 2024年4月改良 | 2025年11月改良 |
|---|---|---|
| リヤパーキングセンサー | 追加 | 搭載 |
| ACC | なし | 搭載 |
| 全車速追従ACC | なし | 4AT車に搭載 |
| 衝突被害軽減ブレーキ | 従来システム | デュアルセンサーブレーキサポートII |
| 車線逸脱抑制機能 | なし | 標準装備 |
| スズキコネクト | 非対応 | メーカーオプション装着で対応 |
つまり、ACCを目的にジムニーを選ぶ場合、2024年モデルと2025年11月以降のモデルでは装備内容に大きな違いがあります。
中古車を購入するときは「JB64だから同じ」と考えず、初度登録年月や装備内容を確認すると安心です。
5ドアはジムニーノマドとして発売済み
以前は「ジムニー5ドアが日本で発売されるのか」も注目されていましたが、現在は状況が変わっています。
5ドアモデルは「ジムニーノマド」として2025年4月3日に国内発売されました。さらに2026年7月には一部仕様変更モデルも発売されています。
ノマドの現在の価格や装備、ジムニーシエラとの違いについては、ジムニーノマドの価格・スペックとシエラとの違いで詳しくまとめています。
ACC搭載ジムニーを選ぶときのポイント
2025年11月の一部仕様変更によって、ジムニーでもACCを使えるようになりました。
ただし、購入するときは「ACCが付いたから新しいモデルを選べばいい」と単純に考えるのではなく、4ATと5MTの違いや、普段どのような場面で使うのかまで考えて選ぶことが大切です。
高速道路をよく使うなら4ATが便利
高速道路や自動車専用道路を頻繁に走る人にとっては、4AT車の全車速追従機能付きACCが魅力的です。
先行車との車間距離を保ちながら加速・減速を支援し、先行車が停止した場合は自車も停止するまで追従します。
特に長距離移動では、アクセルとブレーキを何度も操作する負担を軽減しやすくなります。
一方で、ACCを使えるからといって運転を車に任せられるわけではありません。前方確認やハンドル操作は常に運転者自身が行う必要があります。
MTを楽しみたい人にもACCという選択肢
5MT車にもACCが採用されたことで、マニュアル操作を楽しみながら、高速道路では運転支援を利用できるようになりました。
5MT車のACCは約30km/h以上で先行車への追従走行を支援しますが、4AT車のように停止まで追従する機能ではありません。
減速によって適切なギヤで走れなくなれば、運転者自身によるクラッチ操作や変速が必要です。
そのため、「高速道路でできるだけ操作を減らしたい」なら4AT、「MTの運転を楽しみながらACCも使いたい」なら5MTという考え方が分かりやすいでしょう。
中古車は2025年11月を境に確認する
中古のJB64型ジムニーを探している場合は、ACCの有無を必ず確認してください。
同じJB64という型式でも、2025年11月の一部仕様変更より前の車両と、それ以降の車両では安全装備が異なります。
中古車情報では年式だけでなく、初度登録年月、グレード、変速機、装備欄なども確認しましょう。
特にACCを目当てに購入する場合は、販売店へ「この車両は2025年11月の一部仕様変更後のモデルですか」「ACCは装備されていますか」と確認しておくと安心です。
中古ジムニーでは、見た目だけでACC搭載車かどうかを判断しないことが大切です。同じJB64型でも販売時期によって装備が異なります。
ACC以外の安全装備も比較する
2025年11月モデルのポイントは、ACCだけではありません。
衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や車線逸脱抑制機能なども採用されているため、安全装備全体で旧モデルと比較することが重要です。
また、4AT車には後方誤発進抑制機能も採用されています。
「ACCが必要かどうか」だけではなく、普段の使い方や駐車環境、高速道路を利用する頻度などを考えて、新旧モデルを比較すると選びやすくなります。
ACCは安全運転を支援する機能
ACCは便利な機能ですが、自動運転ではありません。
スズキも、安全運転支援機能には検知性能や制御性能に限界があり、状況によって正常に作動しない場合があると案内しています。
悪天候や道路状況などによっては、先行車を正しく認識できない可能性もあります。
特にジムニーはキャンプやアウトドア、雪道など、さまざまな環境で使われる車です。ACCを過信せず、道路状況に合わせて必要なときだけ利用してください。
ACCは運転者の代わりに運転する装置ではありません。使用中も前方や周囲を確認し、必要なときはすぐにブレーキやハンドルを操作できる状態を保ちましょう。
まとめ
ジムニーには、2025年11月4日発売の一部仕様変更モデルからACCが搭載されました。
4AT車には全車速追従機能付きACCが採用され、5MT車にもACCが搭載されています。ただし、5MT車は4AT車のように停止まで追従するタイプではないため、購入時は違いを確認しておきましょう。
また、2025年11月の改良ではACCだけでなく、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や車線逸脱抑制機能、スズキコネクトへの対応など、安全性と快適性に関わる装備も充実しました。
- ACCは2025年11月4日発売モデルから採用
- 4ATは全車速追従機能付きACCを搭載
- 5MTにもACCを搭載
- デュアルセンサーブレーキサポートIIを採用
- 車線逸脱抑制機能を標準装備
- 中古車は2025年11月改良前後の装備差に注意
これから新車を購入する場合はACC搭載モデルを選べますが、中古のJB64型ジムニーではACCのない車両も多く流通しています。
ACCを重視するなら、年式や見た目だけで判断せず、実際の装備内容を販売店で確認してください。
ジムニーらしい走りを楽しみながら、高速道路などでは運転支援も使いたい。そんな選択ができるようになったことが、2025年11月改良モデルの大きな変化と言えるでしょう。